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遅れた日記・24 「雨と黒猫」





5月30日(木)


潔くない雨のいちにち。
隠居老人の道楽が世間さまに阿っているのか虚勢を張ってるのか理解に苦しむところにゆく。数年前も義理から行かざるを得ず「偽賢者」の屯する空間の、えもいわれぬ俗悪臭漂う時間に閉口。二度と再び金輪際足を運ぶ事は無い。義理は一度果たせばよい。



 蒸し暑い町と地下鉄にあえぎながら赤坂見附に到着した。7時に待ち合わせ。GとP、3人の定例会なのだが、本日は「黒猫夜」という中国料理の店だ。何年も前から気になっていた風変わりの店名のここは、料理も普通の中国料理と少々違うようだ。
とりあえずオーダーを列記してみる。

1.生ザーサイとセロリの和え物
2、カエル唐揚げ
3、ピータン
4、スペアリブと新じゃがのホイコーロー
5、蛸と中国漬物のすっぱ辛炒め
6、アスパラガスのスパイシー炒め
7、新じゃが芋のクミン風味
8、空芯菜腐乳炒め
9、羊串焼き
10、くらげと茗荷、大葉の和え物
11、壷入りの鶏手羽スープ
12、玉子とトマトの炒め物
13、天日干しそら豆のういきょう風味


もちろん一気にオーダーしたわけじゃないが、忘れないうちに書いた。

昔は、妙な思い込みがあり、中国料理(もちろんその当時も旨いとは思っていたが)で酒を飲むなんてことはめったに無かったが近頃、思い込みは氷解した。

Pは相当な健啖家だが、Gもなかなか食べる。しかも以外と濃厚な中国料理が好きだ。
郷土料理とはいえ、中国の食卓はこれほどなのかというほど味は強い。しかし、殆ど炒めもの中心のわりに味に飽きが来ないのはさすがだ。しかもこれでいて消化がいいのは前回の「新世界菜館」の日記でも書いたこと。

〆のスパイス・ティーが出、店長も出てきて名刺を渡された。
まあ、おそらく今宵の上客だったのだろうな。
白酒、黄酒、ビール、中国ハイボールとかなりの酒も頼んだ。



11時過ぎ、店を出るが雨は降り続く。

12時最終特急で帰宅。
コンビニで少々買い物をする。



シャワーを浴び、完成間近の作品の手入れをする。そのあとトリスハイボールとブラックニッカ水割り缶を飲みながらいろんなことをする。
あ~、横になると楽だ。猫もそう言ってる。






☆ 上梓された自著とDVDをPが、我々ふたりに持ってきてくれた。
  ありがたく戴く。
  Pならではの世界が余すところ無く発揮されたすばらしい出来栄えの作品だ。




 



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遅れた日記・23 「鍼/鶏皮ポン酢/ジンリッキー」



5月21日(火)


今日は「鍼」四回目の日。
足は殆ど問題は無くなってきている。ついでに頭と肩にも打ってもらう。
先生は女性なのだが、女性ならではのこまやかな気配りが院内のさまざまなところでうかがえる。
治療あとに出るお茶もおいしい。

鍼治療のあとは運動をしたのと同じくらいの疲労をするというがその通り。
少し制作し,昼ご飯を食べ、昼寝をする。



先日退院したHの快気祝いということで夜、新宿へ出る。
Kと3人で鶏料理屋へゆく。この店は階段から転落した例のお店なのだが、とにかく旨い鶏が出るのでもう何度となく足をはこんでいる。

ここのお通しである鶏皮ポン酢は絶品。鶏皮ポン酢といえば同じく新宿「田むら」のお通しもそれで、こちらも旨い。
しかしそれよりもさらに旨いのがS出版のSがときたま持参してくれる、西荻窪の鶏専門店の「おつまみ」と称して店頭で売られる鶏皮ポン酢。これを上回るものは未だお目にかかったことが無い。




トマト

☆ 近頃、食卓に欠かせないのがトマト。
  食べたとき、口のなかで皮に皺がよらない新鮮なトマトに軽く塩をふるだけ。
  いつも行く北田屋酒店の主人が育てたクレソンをもらったので添えた。




Hは元気だ。まったく問題ない。
鶏刺し、から揚げ、若鶏ねぎま、ハツ、ささみ梅巻き、そして水炊き。いつ食べてもうまいこの店を出ると早10時。
近くのバーにゆく。ここでジントニック、リッキーを飲みお開き。

終電特急に間に合う。
帰宅後、シャワーを浴び、制作、ブログの原稿、フェイスブックの更新などしながらトリスハイボール一缶飲む。

実は本日、少々おなかの具合が芳しくなかったため、I先生に副腎皮質ホルモンの調整を含め、胃腸に効験ある鍼をうってもらったのだが、これは目覚しく効いてくれたようだ。
さあ、猫。寝よう。




北極のラエムクー・バー 【6】

木々

☆  木槽芋焼酎 「木々の目覚め」


これは珍しい!ということで、いつもの北田酒店で買った芋焼酎(鹿児島)がこれ「木々の目覚め」
どう珍しいかと言うと、普通は芋焼酎を仕込む際はカメ壷や、ホーロタンクを使用する。しかし、木々の目覚めは、木槽(木の桶)で仕込まれたものだという。

さっそく飲んでみたところ、それほど強くはないものの、木の香がほのかにするおいしい焼酎。人肌に燗をしてもおいしいかも。
しかし、買う前はもっと強い木の香りを期待したんだが。枡酒のようにね。



遅れた日記・22 「どんぐりの木/ 練馬区立美術館/魂」


5月12日(日)


午前中制作。
今日はずいぶん暑いなあ。気温があがったりさがったりの近頃は外出にも何を着ればいいのか迷う。
4時に待ち合わせで、みんなで練馬区立美術館へゆく日。みんなとはアトリエサードの鈴木さん、かの子さん、作家の西川祥子さんと僕の4人。中村橋に3時半着。時間までコーヒーを飲もうと、駅付近を歩くがそういった店が見当たらない。と、あった。「どんぐりの木」。ケーキ屋さんだ。
コーヒーにはひとつのクッキーが添えられている。うれしいな。こういうのって。


この美術館ははじめてだが、まあ特筆すべきものはなく、いかにも区立美術館といった趣はなんだか役所にも見える。目当てのこのたびの展示は「牧野邦夫」展。日曜ということもあってか来館者が多い。
61年の生涯を終えたこの作家の作品点数が何点なのかは知らないが、相当な数の展示で、ものすごい密度は見終えたあと、充実と比例する疲労を感じた。
「アート」などという近頃の言葉など吹き飛ぶ本物の芸術家の魂が浮遊してるかのごとく、作品群は心の内側まで攻め込んでくる。






武装する青年

「武装する青年」 (1972)

 この作品、モデルにとなった男性の両親が買い上げたそうだ。







2時間近くに及ぶ鑑賞のあとは6時をまわっていた。目をつけてた近所の居酒屋に4人で入る。
肉、魚料理が売りだというこの店だが、特筆すべきものは無い。わるくはないが普通の店だった。しかし、なんだかんだでいろいろ注文し飲み食べ、気がつけばあっというまの11時過ぎ。しかし、ひどいなあ。あれだけ稀有な芸術家魂にふれたというのに牧野の話題が殆どのぼらないのはなぜだ(笑)


帰宅後、勉強、制作を二時間ほどする。
風呂に入り、宝焼酎ハイボール(ぶどう割り)を一缶飲みながらだらだら過ごすこと1時間。寝る。あ~横になると楽だ。なんと楽なことよ。猫もそう言ってる(と思う)





「きみに捧げるよ」と言っておじちゃんは突然おどりだした。



☆ niobe 「blackbird,s echo」 (2009)


niobe.jpg






睡眠時遊行症、いわゆる夢遊病の患者のレム睡眠中の脳活動は常人より顕著な活動をする。その睡眠時遊行症の症例のひとつとして、旋律形成発語症というのがあるそうだ。一種の寝言なのだが、脈絡のないフレーズを無意識下で散発的に構成し発音するというものだ。
音楽家のジュゼッペ・タルティーニは「悪魔のトリル」を夢のなかで悪魔から授かったと言ったが、これは旋律形成発語症の一例とも言われる。


・・・上記のことはウソです。このアルバムを聴いてのぼくの妄想です。
あたかもこのイヴォンヌ・コーネリウスの夢に紛れ込んだような、そしてその夢のなかでこの彼女が歌ってる歌を聴いてるような、そんな印象を強烈に感じた。
美しいメロディーのさなか、突如挿入される放電音、鳥の声、分裂的な不協和音、異様なほどのサウンドコラージュの組み込まれたジャジーな楽曲、などなど。
しかし、破綻なく聴きやすいのは優れた音のセンスの賜物だろう。






ノワールの部屋の灯火 <3>  雨宮慶太 『牙狼-GARO-』


牙狼


            雨宮慶太  『牙狼ーGAROー』   (2005-2006)




映画ではないが、映画並みと言ってもよいクオリティーと、構築された世界観の妙趣ゆえ、ここで紹介してみようと思う。
「牙狼-GARO-」は2005-2006年に深夜放映された全25話の特撮ドラマ。
ストーリーや劇中繰り広げられるアクションは正直格別、真新しく目に映るものではない。やはり背景にはスター・ウォーズサーガの影響が見てとれるし、香港映画の功夫アクションのスタイルが(ワイヤーアクションなど含め)色濃い。

それでもここまで深く魅了されるのは随所に見られる、異才のひと雨宮慶太ならではの閃きが宝石のように散りばめられているからだ。魔戒騎士、魔戒法師たちの細部にまでこだわった装備、装具そして法術、儀式などの多彩さとユニークさは他で見ることはできない。

鑑賞を終えると我々世代からすれば幼年期の数々の特撮ヒーローたちが懐かしく思い起こされる。
新たな特撮ヒーローが今の時代は殆どといっていいほど誕生しないゆえの渇望に応えてくれた喝采をこのガロにおくりたい。
深い情熱を込めて創り込まれた美しくも見事な風格がこの「牙狼」にはある。




鋼牙

amonn.jpg

零

鋼牙と邪美

グラウ


☆ 写真、上から。
  
  魔戒騎士、冴島鋼牙。主人公。黄金騎士「牙狼」(ガロ)の称号を持つ。

  魔戒法師、阿門。

  魔戒騎士、涼邑零。銀牙騎士「絶狼」(ゼロ)

  鋼牙と魔戒法師、邪美。

  第二十話「生命」より。
  鋼牙と、グラウ竜という機械仕掛けの怪物との戦闘シーンのワンカット。
  見応えのある戦闘シーンのひとつ。





     

遅れた日記・21 「蕗の煮物/超ミニスカート/鰻串焼き」(2)



「一通り」と「肝刺し」を頼む。
順に焼きあがった串が各々の皿に配られるのだが、文句なしの旨さだ!
レバー、えり、ひれ、きも、八幡巻き。
さらりとした辛口のタレが酒には実に合う。「肝刺し」はさっと湯通ししたものを冷やしたもので、にんにく醤油で食べる。
・・うまい・・旨すぎる。旨くてうっかり、ちいさな丸椅子から半分滑り落ち壁にぶつかる。
くそう、まだ酔ってもないのに酔っ払いに見られて悔しい(笑)

まあ、この店に限らずのことだが、ちいさな串焼きの店のカウンターというのは実にいいものだなあ。
目の前で焼けるそばから湯気のたつ熱さを頬張れるのでうまさは格別。


雨降りだというのに、外には並び待ちのファンが途絶える事無い。






ビネット

☆ 友人のGがつくってくれた、キエムクーとオイスちゃん(柿の赤ちゃん型ロボット)のビネット。
とにかく小さく、しかも細やかなつくりだ。
オイスちゃんの頭はなんと5mmにも満たない






1時間半ほどで店を出るが勘定がまた素晴らしい。これだけ堪能できてひとり2700円ほど。
その後、次どこ行く?ということでしばし中野の飲み屋街をぶらり。
目に付いたのはなんとサーロインステーキ350円の札!え?ということで迷わず入る。ここも串焼きの店だがサーロインなるものはほんとにサーロインステーキであって、いちまいを炭火で焼き上げて出されるのだ。
薄くはあるが上質の肉は良心的、商売別奉仕的値段であった。それとハチノスの串を塩で焼いてもらった。
これがまたすこぶる美味。
いやあ、カウンターっていいなあ・・。



1時間ほどで店を出るが勘定がまたすばらしい。これだけ堪能できてひとり1600円ほど。
その後、次どこ行く?ということで新宿へ向かう。kが知ってる四川料理の店。
もう真っ赤、真っ赤、真っ赤だ。メニューもマッカッカ。
料理人は皆中国人なのだった。「ホイラー」「ラムラムハー」「いィーガウラー、ローチンパイワイハー」(そう聞こえた)。
お運びの中国少女の肌理細かな肌のなんと美しいことよ。



ピータンと、空芯菜の炒め物、汁なし坦々麺、、麻婆豆腐。あと、紹興酒をロック。
を注文したら。ひゃあ、大振りのグラスに溢れんばかりのなみなみの特盛りロックだ。
(しかし、なんだかんだ3杯飲んだ)



もう頭にまで昇る辛さだ。激烈な辛さ、痺れにあたまの中も真っ赤。
だがkはすごい。この辛さでおれは生きるんだとばかり口に運び続ける。
仕事疲れ、飲み疲れか、kは眠りに落ちた。しかし、眠りは浅い。「ああ、それなら・・」「ちがう後日ということで」「なるほど・・」などと寝言を散発。
20分後目覚めるとなんとさわやかな顔よ。こいつもピス賢同様タフな男だ。



1時間半ほどで店を出るが勘定がまた素晴らしい。これだけ堪能できてひとり2500円ほど。
さあ、帰ろう。今日はずいぶん飲んだなあ。



12時の最終特急で帰る。
山頂のコンビニ(偽り無い山頂)で、凍ったみかん、新鮮な苺、など買う。
猫のトイレはあす掃除ということで夜食だけ出す。宝焼酎ハイボール(すだち)一缶飲み、少し仕事する。
もうだめ、寝る。
猫はいつ寝たのか誰も知らない。









ビネット2

☆ Gは、こやまけんいちさんとはまた違う職人的技巧を持つ男だ。ちなみにこの作品は雑巾がけをしてるふたり。
キエムクーがうっかり蹴ったバケツの水をオイスちゃんが頭からかぶり、故障してしまうというもの。





遅れた日記・21 「蕗の煮物/超ミニスカート/鰻串焼き」(1)


5月1日 (水)


高校時代のKと、中野の「川二郎」へゆく日。川二郎は老舗の鰻の串焼き屋だ。
元、役者のKは現在電通社員。歯科医のHとともによく3人で飲むがHは明日、胆嚢切除手術のため、今日は来られない。(Hも高校の友人)


午前中制作。
前日つくった蕗と厚揚げの煮物を実家の母に届ける。庭仕事、レース編みなど楽しんでやってるようだ。
行くと帰り際「変な髪形ね」と言われ、しょげる。


中野へゆくため山手線階段を昇ろうと見上げる階段におおお!なんと超ミニスカート!郡山ミニスカート事件も衝撃的だったがこの彼女もすごい!黒のストッキングが張り付く脚は長く肉感的だ!膝から下ふくらはぎの曲線も美しい!そして問題の超ミニはボリュームあるヒップの形も露わな純白の超タイト超ウルトラミニだ!!ええっ!?ノーパンなの!?黒のTバックなの!?凝視したがついにそれらの確認はできずまま彼女は振り向きもせず消えた。


Aもよく超ミニを穿いていたが、いかんせん細身だったので官能的ボリュームに乏しい。でも、超ミニにガーター吊りでニーストッキングは可愛かった・・・。
間もなく電車は動き始めた。で、乗る。あわてて乗る。







フィギュリン

☆ ドイツの陶磁器メーカー「フッチェンロイター」のフィギュリン(鳥)のカタログ。
  午前の制作中、資料を探してたところ見つけたもの。

 






中野に着くと雨が降ってきたな。天気雨だ。ブロードウェイを抜ける頃には空の青みは消え、正確な雨。


どんな旨いものにせよ、並んでまでと思ったけれど・・(結論。並んでまで食う価値あるものも世にはあるのだと実感したのは後の話し。特に鰻の高騰久しい昨今、ましてや串焼きで供する店の僅かなことを考えればなおのことだ)


店は五時半開店。地図片手のKと落ち合ったのが四時半。雨は降り続く。
開店まで近くの立ち飲み屋でビールを飲んで待つが、Kはこまめに川二郎まで偵察にゆく。ひとが並び始めてないかを見にだ。そこまでせずともと言ったが「偵察」、それは正解だった。電話があり、並び始めたから早く来い・・と。
ひしめき入る狭い店内は開店と同時満席。


 -つづくー








hui2.gif

☆ 繊細で色鮮やかな製品が多数掲載されてる美しいカタログで、製品のほか、職人の造形から彩色など完成に至るまでの詳しい過程が写真とともに紹介されている。
すっかり見入ってしまい制作が30分中断されてしまった。

しかし・・・美しいが高い。高いが美しい・・。
大変、高額な製品で最高値のものになると記載価格は・・・・「鳥と蛇」で・・、3,675,000円だ。
いち・・じゅう・・ひゃく・・せん・・
ええっ!?







プロフィール

kiemqu

Author:kiemqu
西牧徹/黒戯画世界

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