遅れた日記・31 「遅刻した歯科医」




7月17日(木)


高校時代の友人3人の飲み会。
ずいぶん長い付き合いのこのふたりだが、今日は風呂に行くことになってる。
歯医者の行き着けのサウナなのだが、露天風呂があるらしいので楽しみ。池袋の焼き鳥屋で待ち合わせ。
歯医者は約束の時間を大幅に遅れ、やってきた。
ううむ。まるでオペをすませてきた外科医のような様相にふたり驚く。なんと、ひとりで60人の治療を朝から夜まで行ったと言う。
にわかに信じられないがまだ治療室の気魄を纏わせてやってきた奴の言う事だもの。


場所を地上の鮨屋に替える。
カウンターに3人並ぶのは至極間の抜けた図であるからして、テーブルを選ぶ。鮨屋はカウンターのひとりかふたりがいちばん旨いのだが。

オクラと茗荷和え、白海老唐揚、糠漬け、茄子のはさみ揚げといったところを肴に握りはコハダ、平目、鮪赤身、カンパチ、鯛、といったところを注文。今日のお通しは・・・、うまい。これはカツオの竜田揚げだな。
しかし、毎度思うことだが、このふたりの会話は俺にしたらもう別世界の話しなのだ。世間ズレも甚だしい俺のついてゆける内容ではとても無い。だが、こちらの世界はやつらには無縁とも言えるものなのでそれはそれでおもしろいのだろう。大きさや型の違う歯車でも噛みようはあるのだ。



12時近くにサウナにゆく。どういうわけか歯医者が俺の宿泊費を出してくれると言うではないか。ありがたい。
ゆとりのあるシックな趣のところだ。濃いブラウンのカーペットの敷かれたフロアにひとは殆どおらず。
露天風呂も無人。3人でゆっくりくつろげる。サウナ、水風呂とひとわたり堪能し、ロビーでハイボールを飲んでたら持込をやんわりと注意された。
もう、随分と呑んだのだ。さあ寝よう。

おお、寝間は広く天井高く、燐客との間隔もゆとり有り、寝心地もいいぞ。それにしても皆静かだ。言葉を発するひとはいない。至極快適だ。あ~、横になると楽。猫よ、帰れずごめん


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遅れた日記・30 「まんまる」



7月11日(木)



先日、オリエント工業の林君(タクちゃん)から電話があり、約束の日が今日。
児玉さんと3人で呑む。
3人で鮨屋のカウンターに並ぶのは極めて間抜けなので予定を変更。
うなぎの串焼きの店へゆく。
池袋の「まんまる」と言う店だ。ここは小さな店だがなかなかうまい。(つぶの大きさ、タレの味などでは「藍の家」「川二郎」には負けるが)短冊の塩焼き、そして、鯉、なまずといった料理はうまい。


家を出る前、集荷が来て、今月の大阪アートフェアに出展する作品を日本橋・みうらじろうギャラリーへ送る。
考えた末、艶画4点に福画のジクレーを1点の計5点を出すことにした。


6時にタクちゃんと児玉さんと芸術劇場で待ち合わせ、店へゆくと早い時間のおかげで入ることができた。
会社の撮影を済ませて来たというふたりは空腹で渇きも相当だ。ビールとおおきなグラスいっぱいの水も頼む。
鯉の洗い、鯉串、ほか鰻の串を数種などをオーダーし1時間もしないうちに店の外には数人が並びはじめた。殆どはひとり客であってうな重などを食べている。


ワンフェスに近頃出展されてるという、リアルな犬の着ぐるみの動画を見せてくれたのだがそれに驚愕する。
スマホのちいさな画面なのだが相当の技術による忠実度で制作された「犬」であることが判る。しかも中のひとは若い女性だという。
首輪をはめ、寝そべった仕草がまさしく「犬」そのものだ。


2軒目は東へ戻り「かぶら屋」
今日は隣の客がなんともやかましい客だが「集音と会話の周波数」(変な言い方だが)が我々三人で同調セットされはじめ、度はずれた喧騒は気にならなくなる。それだけ密で弾む会話がされたわけだが。
注文は串カツ、タコウインナー、漬物など。


終電時間が迫り、おひらき。
また、次回ということで勘定を済ませ、店を出る。


帰るとシャワーを浴びるが猫はまた水浴びの催促。却下。
猫に夜食を出し、自分には冷えたハイボールを冷蔵庫から出す。
さまざまな展覧会は1日1日近づく。少しでも、ほんの数分でも絵を進める。
床についたのは4時過ぎ。





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              「伽藍の椅子」 (2010)

      ☆  ART OSAKA 2013に出展した黒戯画のひとつ。

ホテルグランヴィア大阪 26階 日本橋・みうらじろうギャラリーより出展。
7月20日(土)~21日(日)




北極のラエムクー・バー 【7】

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☆ クレマン・クリュール
クレマン・ダルザス・ブリュット キュヴェ・マネキネコ


めずらしくスパークリングワインを買った。親日家のデザインによる「マネキネコ」ラベルがとてもかわいい。
すっきりとした味わいの辛口。
ぼくはズッキーニと海老のグラタンをつくってこれとあわせてみたけれど夏の昼に最高でした。

ホタテのマリネとかアボガドとスモークサーモンのサラダとかも合いそう。

結局は捨ててしまうだろうけれど、しばらくは捨てられないボトルの1本。



遅れた日記・29「銀座/沼田/湧き出る猫」



7月5日(金)


移転後のヴァニラ画廊へ新作持参でゆき、来年2014、1月の企画が正式に決定した。会期は2週間。
移転先はビル地下二階だが広く、天井も高い。展示画室は大小ふたつあり、さらに物販のみの小部屋もある。


池袋へ戻ったのが5時半。
webスナイパーの五十嵐彰さんと呑む約束の新宿8時まで時間をつぶす。クリエでコーヒーを飲んだ後は、ジュンク堂をゆっくり廻る。
芸術、建築、文芸、コミック。
「缶詰ラベルコレクション」今度買おう。詩の書棚で川口晴美の新刊を発見。迷わず買う。このひとの散文詩は非常に魅力的なのだ。


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バスで新宿。
紀伊国屋でDVDを物色。「ニーチェの馬」やはり買おう。アマゾンで。

8時。五十嵐さんと。
「沼田」へゆく。ふたりで呑むのははじめてだったが予想外の共通の話題もあり、とても楽しい。
串を五、六本、塩煮込み、レバ刺し(もちろん湯通しもの、まあ、おいしい)
あたらしく刷り上ったDVD付きの雑誌を頂いた。時間はもう、11時半だ。店を出、駅でわかれる。

なんてことだ人身事故で特急は運休。

コンビニでコールスローサラダを買い、帰宅。

玄関に入ると暗闇から湧き出るようにぬるぬると猫がくる。トイレの掃除、夜食出し。
シャワーを浴びて着替え、冷蔵庫からよく冷えたハイボールを出す。





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西牧徹/黒戯画世界

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