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9月・・・ クロウ / バスルームのブーツ / すき焼き

   


P1020481.gif


  ○  節約をしなければと思う時に限って、あれやこれやの出費がかさむものだ。

     病院、撮影、その他の外出。

     今月もなにかと慌しいひと月だった。

     しかし、成果は着実に層を重ねはじめている。

     今年もあと3ヵ月。

     予定通りをこなせば飛ぶように過ぎる3ヵ月だろう。




☆  写真はモーリッツの作品集。
     おそらくこの版画家に関しては日本随一であろう画廊、名古屋アートグラフで昨年買い求めたもの。
     版画家自身の人生集成とでもいうべき全作品が網羅されている。

     モーリッツの驚異の技巧もさることながら、アートグラフの主人もすごい。
     画廊オーナーというよりは学究の徒であるこの方との付き合いも長い。
     いつも戴く図版入りの手書きの案内はすばらしい。




    

   9月11日(木)



   六本木のギャラリー・バー『crow』店長Oさん来宅。

   俺の個展期日の打ち合わせを兼ね、作品を観に来られた。

   2015年、1月で決定。三週間という満足の行く期間をもらう。

   ビールを飲みながらの雑談は、やはり世の数多あるフェティシズムに関してが主だが俺自身の

   ソファに対する偏愛というのは聞いたことがないらしい。








   
   9月15日(月)



   撮影のため、名古屋へゆく。

   Mさんはこの日いつもより1時間早い10時に到着する。

   そのため俺も前夜は早酒、早寝で早起きをした。

   3時だ。


   始発に乗る。

   荷は重い。

   カメラ2台、三脚、ブーツ、キャットスーツ(各2)、その他撮影に必要な品々を入れるとバッグは

   うちの猫三匹ほどの重さだ。



   重い荷を下ろし、珈琲を飲みたいところだが、あいにく今朝の東京駅はまだ早く、座って飲める店は

   どこもシャッターを閉ざしている。



   今日ののぞみ。燐客がいる。若い女性がお弁当を食べている。

   座る際、軽く手で挨拶すると会釈を返してくれた。

   このひと、いまどきの女性の殆どがする「スマホ」やら「携帯」などの類を車中、全く見せなかった。

   手にするのは詩集と思しき小判のハードカバー本だ。



   名古屋到着。

   高島屋内のカフェで待ち合わせ後、買い物をする。


   ホテル(ビジネスホテルの中クラス)1階にあるこじんまりしたレストラン

   で軽い昼食。

   店内は静かながらほぼ満席。我々は外席の丸テーブルへ。
  
   大きな3袋の中には先ほどドラッグストアを巡り、買い込んだパン。

   袋越しにもあまやかな芳香を放つ色彩豊かなそれらは100近くはあるだろう。
   

   (中略)

    レースのカーテン越し。

    午後の淡い陽射しに艶めかしく光る漆黒。

    そんな風合いのキャットスーツがボディーラインにぴったり張りつく彼女はなんともキュートだ。

    皺ひとつなく張りつめられた真っ白なシーツのベッド。

    飛び乗る彼女のブーツの鋭いヒールが食い込む。



    ゆれる黒髪。

    濡れ、ぬめる薄いスーツ越しに感じるやわらかな体温。ブーツにはじけるクリームの感触は狭いバスルームに

    満ち、酔う。



    外はすっかり夜だ。

    夏の余韻を残しつつも夜の秋風が心地よい。

    「山ちゃん」は満席。いつもの鶏料理屋へゆく。

    時間はあっというまだ。



    8時発の電車までにMさんを駅まで送る。

    ひとり、部屋へ戻る。

    ふたりで手際よく始末したバスルームに甘い遊戯の余韻は微塵もない。

    コンビニで買った酒を飲みながら撮影した動画を見る。

    





YELENA~1

☆ エレナ・エムチュクというウクライナ出身のフォトグラファの一枚。
   まなざし、なびく鋭い髪。
   なんとも硬質かつ、ドラマティックな作品だ。





    
    9月24日(水)



    胃は先月のカメラ検査で問題なく(ピロリ菌もおらず)、血液、尿検査(血糖値、尿酸値正常値)、肺レントゲン異常

    無し。 (大腸検査は二年前異常見当たらず、3年後で良しと言われた)

    俺は休肝日無しの酒飲みなので肝臓を気に病んでいたのだが問題無しにいちばん安堵した。

   ・・・ のだが、コレステロール値が少々やばい。

   薬をしっかり飲めば数値は必ず下がる・・・、と言ういつもの山岸先生を信頼する。

   (先生は少々変わり者だ。が、腕はどこよりも信頼できる内科医だ)



   5時。

   掃除を済ませ、必要なものをスーパーで買い求め、準備完了。

   アトリエサード編集長とK子さんを迎えに駅までゆく。

   今日は画集のための新作を見てもらい、その後、すき焼きという日だ。



   とりあえずビール。

   ふたりが持参してくれたオイルサーディンとスモークサーモンを皿に盛り付け、サーモンにはピンクペッパー

    を振り、パセリで飾る。(ピンクペッパーもおみやげの中に入っていたもの)

   これほど旨いオイルサーディンははじめてだ。身はやわらかでほぐれやすく、塩加減もほどよい。


   
   気さくで優しく、そして裏表のないK子さんという伴侶を持つSさん(編集長)が本当に羨ましく思う。

   俺はこういった女性を見たのは齢50にして初めてだ。それはふたり訪れたときに率先して洗い物をして

   くれるからといったそんな単純なことからだけではない。



    仕事部屋で今年の新作数点とタイトル・ロゴ(既成のフォントを使わず、レタリング)を見てもらう。

    次号の「TH」に載る作品の写真を撮ってもらう。



    すき焼き。

    箸休めに蛸を網で炙り、大葉をちらす。

    酒は一ノ蔵と菊水の四号壜をそれぞれ。

    肉(牛、豚)、焼き豆腐、葱、しめじ、しらたき、そして車麩を入れた。



    うちのすき焼きは酒に合うよう、甘さを控え、辛めの薄味で割り下をつくっている。

    殆ど余すとこなく食べ、時間はあっというまの11時。

    帰るふたりのため、タクシーを呼ぶ。

    見送り、部屋へ戻るとすき焼きの残り香が漂う。

    これがいいんだ。料理屋の名残のようで。
    

   
   


    
      

    

    
    

    

     

   
   
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