2014の締めくくり、出版記念の個展そして「黒茶会」

本気



                                   ☆ 画集の写真は会場で写真家の田中流氏に撮影して頂いた。




12月9日 (火)




個展に際し思うことは、すべては初日にかかっているということだ。

無論、絵は売れて欲しい。それは願う。だが、それ以上に願う事はやはりオープニングの成功だ。

幸い、この12月も友人、知人含め40人近くのひとたちにお越し戴く事ができた。


また、この度はすべてを三浦次郎さんにやって頂いたことに感謝。  「全て」 だ。

DMに関して、会場の作品掲額、そしてパーティーのセッティング(食事時になるこのオープニング

それに関してやさしい御配慮をして下さった画廊オーナーは、このみうらじろうさんだけだ。)



18時。

次第に来廊者は増え、いつもの友人、知人よりたくさんのお祝いの品を戴く。

「気持ち」を戴けるのでどんなものでも大変に嬉しいが中でも嬉しいのは花を戴いたときである。

友人のG、Оそしてオリエント工業の拓ちゃんからそれぞれ素敵な花を戴いた。


 卓上に並べられた料理も無くなり、時間は9時頃か、来廊して下さった方々も序々に帰られ

落ち着いた人数になったところで卓の周りに椅子が出される。

三浦さんが酒と肴をふたたび出してくれてからの過ぎる時間がまた早い。

気が付けば11時半。

1年しめくくりの個展のオープニングパーティー。

今までに最高のものにして頂き、感謝の気持ちで皆にありがとうと言いたい。

(漫画家である千之ナイフ先生も来て下さり、今後、お付き合いいただけることとなった。いろいろと
「近い」お話しができそうで楽しみだ。)




11日(木)



九州、福岡からKさんが来てくれた。

今から十何年前か・・、ある出版社から出た「ディズニー」本の挿画を描いた時から彼女は俺の絵を

気に入ってくれており、今年1月に自費出版した「borgswede-cafe」も、このたびの画集も買い求めてくれた。

彼女も絵を描いており、近々、自費出版をするという。

福岡の明太子の煎餅をおみやげに戴いた。これは酒の良い肴になるな。






P1020635.gif

☆ トム・ウェイツ74年のアルバム。 完成された球体のごとく、欠けるもののない素晴らしい1枚。
   全てのアルバム中で最高のもの。どの曲も捨てがたいが「diamonds on my windshield」は無駄の一片
   もないジャズ。






23日 (火)



画家の徳富喜翔さん、友人のG、Kが来てくれ、(Gは初日、茶会含め4度も来廊してくれ新作1点も買い上げてくれた)

4人で飲みにゆく。

小伝馬町の夜は早く、飲み屋の選択肢は極めて少ない。

この4人というのはおもしろい組み合わせだったのだが、なんの障壁もなく楽しい時間を過ごす事ができた。

3人とも画集を買ってくれたのは何とも嬉しい。

(Kに会うのは1年ぶり、彼は酒飲みの俺の好みにあわせていつも「肴」をおみやげにくれるのだが
今回は3種類の瓶詰めを戴いた。)



25日 (木)



個展にはいつも来てくれるYさんが大阪から来てくれたのだが、驚いたことに彼女は俺の個展のためだけに

バスで夕方到着し、夜そのまま帰るという。

この日はОさんも来てくれたのだが、彼女も大阪からだ。2人からおみやげを頂き、画集も購入戴けた。

19時。Yさんと飲みにゆく。先日、友人たちと飲んだ同じ店だ。

時間は少ない。21時の東京発の夜行バスで彼女は帰るのだ。

彼女も絵描きなのだが女性作家に付き物、または宿命的な弊害の話しを聞かされた。

それは武器にもなるが「強さ」がなければただただ疲弊してゆくだけだろう。

僭越ながら助言はしたが、こればかりは場の経験を積み、また、芸術的技巧、魅力に磨きをかけてゆくしかない。

自分だけの。




26日 (金)



画廊オーナーである、みうらじろうさんよりお誘いを受け、ご夫妻とともに東大駒場前にある小料理屋に出掛け

御馳走になる。

三浦さんはビッグバンドのトランペッターでもあり、その店というのはかつての音楽仲間である後輩のかたが

やってる店だ。

小体な店ながら供されるすべてが実に旨い。


牛筋煮込み(あっさりした透明なスープでありながら味わい深い)、ほうれん草のおひたし、鯛と胡瓜の酢味噌和え

合鴨ロースト、柚子の細切りを散らした土鍋の湯豆腐、鰊の焼き物、メロの煮付けそして茸の炊き込みご飯。


しかし、ここは住まいより遠い。ゆっくりできたがそろそろ時間だ。





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☆ ドイツのテノール歌手 jan-martin-machler
   リートとソフトロックを併せた印象なのだが1曲目にやられた。
   なんという瑞々しい壮麗な曲だろうか。
   たなびく白い雲の浮かぶ真っ青な空に放り込まれたような。
   若干巻き舌のテノールがやさしく、何とも力強い。
   疲労を癒し、吹き飛ばす力を持った最高の盤である。







27日 (土)



日本橋茶会という集いがあり、俺の黒戯画に因み、その第二回が「黒茶会」と称して開かれる今日。


エレベーターの扉が開くとFさんとばったり。彼女には随分前からブログでの個展告知紹介でお世話になっている。



茶会も無事済むと懇親会となり、そのまま呑み会のようになったがリラックスできるこのようなかたちが

俺には楽しい。





kono.gif

☆ 黒茶会の様子。   

11時過ぎに皆が帰ったあと、結局その場で三浦さんと4時まで呑んだ。


その後、ふたりで、行き交うひともほぼ皆無な明け方の暗い無人のビル街、凍える寒さのなかを歩き、蕎麦屋へ行く。

酔った俺には果てなく暗い行く手。遠くひとつぽつりと灯るのがその24時間営業の蕎麦屋だ。


タクシー運転手御用達のちいさな店は暖かだ。

カウンターに吊るされたトランジスターからは深夜便だろうか、鮮明なクラシックが響く。


濃厚なカツオ出汁のこの蕎麦が旨かった。実に。全身湯に浸るがごとくに旨かった。

(三浦さんがご馳走してくれた蕎麦に俺は茄子天。三浦さんはゲソ天)


ホテルに戻ったのが5時近く。

風呂に入り、帰り際コンビニで買ったハイボール缶を冷蔵庫から出し、飲む。


就眠中、夢のなかでも話し尽くめの一夜だったな。






 
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西牧徹/黒戯画世界

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