10月・・・ユートロルユッシュ 

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画集の締切日が今月なので毎日、制作。

12月の個展(日本橋・みうらじろうギャラリー)はこのアトリエサードより発売される画集発売記念展

になる。

1月の個展終了後からすぐ、あらたな制作に入ったわけだが、目の前はあっというまの11月だ。

俺にはめずらしくここ二ヵ月近く呑みに出ておらず遠出もしなかった。

制作に忙しいということもあるのだが、近頃は家で呑むのが気楽で良い。

都会の雑踏と喧騒からは遠ざかりたい歳になったか。

そんな中、二日ほどした外出のことを少々。



25日(土)

東京に来るときは会って食事をするRさんから連絡があったのは2週間くらい前か。

彼女が、都内の画廊でのグループ展におなじく出展するMさんと大阪から来るのが今日。

約束は19時、新宿。


昼まで制作。

疲れた。

あまり絵を見続けていると感覚の低下がやってくる。

どこがよくてどこがわるいのかの見定めが鈍くなる。

制作を打ち切る。

昼酒を飲んで一眠りしよう。

揚げをきざみ、三つ葉とともに醤油で和える。

ごま油少々と白ごまを少々振り、もみ海苔をちらす。

小鉢には鬼おろしでおろした大根をたっぷり。

軽く醤油をかけまわし、少々の酢をふる。

鰤の切り身に塩をふり、網焼きする。

したたる脂が燃え、その煙にいぶされた魚の切り身が香ばしい。

一杯の酒を冷やで。


連夜の朝方までの作業の疲れもあり、カーテンを引いた寝室の床につくとあっというまに

眠っててしまう。

しかし、なんという心地よい眠りだろうか。


目覚め、新宿へ。

駅のカフェでエスプレッソを飲み、待ち合わせの書店へゆくとふたりはすでに来ている。

土曜ということもあり、どこも混んでいる。

ぼでごん亭、どん底ともに満席。(ふたりとも楽しみにしていてくれたのだが)

比較的安いワインレストランへ。

ここでふたりから大阪のおみやげを戴いた。

Rさんは上京の時や俺の個展の時には必ずおみやげを持参してくれるのだが、こういった心使いは

本当に嬉しい。

その後「テング酒場」で12時近くまで3人で飲む。

ふたりが12月の俺の個展を楽しみにしてくれており、別々ではあるが観に来てくれるそうで、それも

今から楽しみだ。




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● ドイツリートの1枚。

   これはマティアス・ゲルネ。

   音は大きくなくともよい、深夜テーブルランプをひとつ灯し、聴きながらいちにちの制作

   を振り返る。







27日 (月)


約束は16時。

全作品提出の日だ。


午前中は一時も休む間もなく作業に追われる。

額装作品をはずし、45点の隅々まで調べ、ファイリング。

必要なデータをディスクに入れる。



何度か訪れたアトリエサードだがどうも道に迷う。

2時間ほど打ち合わせをし、編集長と飲みに出ると外はすでに暗く、風が冷たい。

屋号はわからずじまいだったがその店はよかった。

「テング酒場」より安く、しかも酒呑みにはこたえられない気遣いのまさにお誂え向きの肴が

目白押しだ。

我々は野菜の盛り合わせ(ズッキーニ、ミニキャロット、ベビーコーン、ラディッシュ、かぼちゃ、ミニトマト、紫いも、
             レタス、クレソン)
※ これら野菜、すべてが生で供されるのだがこれが滅法旨かった。つけるのはバーニャカウダと調味味噌)

大根の酢漬け

みくり貝の煮付け

焼き物 (ねぎ間、レバー、ハツ)

にんにく揚げ (削り節がかかっているのがなんとも嬉しい)

玉子焼き

銀杏

どれもが安価でとにかくうまい店で、しかも目の前でそれらが調理されているのを見られるというのは良い

酒場の条件のひとつだ。


途中からK子さんが来る。

3人で飲むのは楽しいがそろそろ帰らねば。

勘定を済ますとひとり3000円ほど。滞在時間は6時間。

(俺は生1、ハイボール1、日本酒二合、焼酎二合なのでこの値はかぶら屋、紅とん、テングを
下回る)


ふたりが駅まで送ってくれ、ちょうどよく特急に間に合い、帰宅。

暗闇から猫が溶け出てくる。

夕飯を差し上げ、俺は冷蔵庫からハイボールを出す。

全作品を預け、肩の荷がおりたというやつだ。

が、一層欲が出る。

まだ描きかけがあるのだ。

酒缶を脇に1時間ほど没頭するが、さすがに疲れた。寝る。

あっというまに寝る。猫も。

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● 漆黒に紛れ、顔は描かないものを2点制作。これははじめての試み。

   古いケント紙の場合は肌が荒れているので2H~6Hを使うのだが

   これは良い効果を生む。






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西牧徹/黒戯画世界

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