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7月・・・夜更けのために。

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               『螺周天立像漆黒闇図』  (2008)  75×43 ㎝




       真っ黒な修道女のように思える3人が、滑るように足元を通り枕元へと来るようだ。

       邪悪なものかはわからなかった。だが、怖いに決まってる。

       その刹那、身の内から湧き出るようにニヤニヤと笑う男の顔が浮かんできた。

       異様につりあがった眼に、カストロのような髭、禿頭・・・。

       「魔王」

       根拠も無く直感したのは夢と現実の狭間だったからなのかもしれない。

       「おまえは心配しなくていい」

       これも明確な言葉としてではない。「そのように」感じたのだ。

       胸から頭にかけ急激に熱くなった。と同時に、黒い影たちは消えた。

       そんな体験を数十年前、都内の有名なホテルで、した。

       かつてはGHQによる、陸軍婦人部隊の宿舎であったというホテルだ。
       

       「魔王」の不適な笑い顔。

       それをもとに描いたのがこの「螺周天立像漆黒闇図」

       無論、このようなヴィヴィッドな存在として現れたわけではない。

       見えたのは顔だけだ。
       
       この作品も10月Mの画廊での展示に選ばれた。

       「魔王」をもっと濃い闇に沈めてみようと思う。

       あの時のホテルの夜のごとく。






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7月1日 (火)


米焼酎一升瓶を持ってSが来た。洒落た名とラベル。「笹りんどう」という銘柄だ。

ありがたい!
       
       
本日は「豚ばら鍋」にする。

他、カツオ刺身、豆腐には、ひとつ口にいれればつまみになるくらいに大きめに刻んだ長ねぎと茗荷を添えて。


先日Mから貰った旨い純米生原酒「旭日」があるため、買う酒はハイボールとビールを二本づつで済む。

豚ばら肉、白菜、豆腐、茗荷、カツオ、すだち、で、ひとり¥1,600だ。

(カツオはふた皿買ったが半額シールもので計¥400、すだちも半値)


あらかじめ「人参と昆布の醤油漬け」と「きゅうりの中華味噌の漬物」を作っておいた。

そしてカレー風味のフライビーンズ。こんなものでビールを飲み始めた。


畳に食台を敷き、鍋を始める。

塩、胡椒、酒。これで煮立てた良いにおいが蓋をはぐると立ち上る。

大小ふたつの行灯。いつも通り暗めの和室。







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☆ ヘクトール・ザズー・・・フランスの電子音楽家で、サティ、ジョン・ケージに影響を受けたという。
                 本作はクラリネット、ヴァイオリン、フルートなどアコースティック楽器を
                 多用し、美しい組曲的な感じ。









7月5日 (日)


ふるさと納税というかたちで、この売れない画家をおもんぱかってくれたMの贈り物が届いた。

焼酎三升。「黒霧島」が3本だ。先日の話しでは山形の米まで手配してくれたらしいのだがなんと礼を言えば良いのか。


「劇場のための花瓶」が午前、完了した。

画面、どの一部を抽出しても隙のないものに再仕立てを施した。



チェスボードを磨く。 (木製品用のワックス・ペーパーで。)

40年も前から家にあるものなのだが、ゲーム自体は誰とやっても負ける自信あり。だが、好きだ。



肌寒いくらいの今日には深夜、湯豆腐もいいだろうと考える。

茗荷を微塵に切り、すだちをしぼって、辛味には「かんずり」で・・・、と考える。


夕方、酒の前にピス賢より電話あり。

今日から一週間禁酒に加えニュースあり。

ブログが某社より出版されるとのこと。

月の終わりに呑むことになる。

Kと3人。ひさしぶりの鬼門会になる。







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☆ マラスキーノ・チェリー・・・ 酸味のあるさくらんぼからつくられたリキュールに漬けられたさくらんぼは
                 どんな味がするのだろう。

                 『borgswede-cafe』 の劇中に登場させたが、味わったことはなかった。
                 いや、まさか手に入るものとも思っていなかった。

                 冷えたジンにひとつ沈めてみようと思って買ったのだが
                 そのジンを冷凍庫から救出するのが一苦労。
                 霜取り機能の無い我が家の旧式ワンドア冷蔵庫ではボトルが霜もろとも岩石のごとく氷結し
                 今やブルーのキャップがわずか覗くだけだから。 








7月15日 (水)


久しぶりにアイ先生に鍼をうってもらう。右肩、右肘。

以前は足首捻挫の後遺症のためだったが、2回の施術で完全に症状が消え、今も全く問題無い。


緑豊かな雑木林に囲まれた閑静な住宅街に先生の治療院はあるのだが、採光が抑えられた施術室は、とてもくつろげる

雰囲気である。

訪ねると、まず、季節に応じたお茶を出してくれる。今日は今の時期にふさわしい梅ジュースを出してくれたのだが

思わずグラスを覗き込んでしまうほどの旨さ。聞くと先生、手製であるとのこと。


今日の鍼は「ひびき」がとても痛い。

症状にあわせていつもより筋肉の深いところにうってる。と言う。




深夜。酒の時間。

賞味期限切れ間近、半額の白菜浅漬けを買っておいた。実はこれがうってつけ。

水気をよく絞り、豚コマとともに炒める。

塩、胡椒、ローストガーリック、胡麻油、レモスコ (レモン、海塩、青唐辛子による広島産の辛味調味料)

で味付け。

大根おろしをつくって冷やしておいたもの、そして剥いた皮はフライパンで醤油、砂糖ほんの少々でキンピラを

つくっておいた。


近頃、この夜更けの時間のために生きてるような気さえする。

それほどに楽しい。







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☆ ジョナサン・ヴァイナー (1976~) アメリカの画家。

   このひとの作品の変遷は非常に興味深い。
   そして、モチーフとなるものも大変おもしろいので
   紹介する作品もとても迷った。

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