遅れた日記・9 「水炊き / 階段 / コロナビール」

 

2月12日(火)


この日は午前中何したっけ?覚えてることだけ書こう。
制作を終えて夕方の特急で新宿へゆく。冬の夕方の外出というのはどこかわくわくする。


飴星
                            『飴星』  (2011)
 


GとPと3人で水炊きを食べた。
猥雑な繁華街に紛れるように古い日本家屋がある。ここは老舗の鶏料理専門店で鶏以外は野菜が僅かあるだけという潔さ。
7時半、時間通りにゆくと2階の座敷に通された。あれ?1階テーブル席で予約したのに。(昔の家屋なので急な勾配の階段だ)大座敷がふすまで仕切られ八畳ほどに卓が三つ。

ほどなくPが来た。そしてGが来た。
まずはビール。こういった座敷ではなぜか壜ビールがおいしい。
待望の鶏の刺身、たたき。口福。何も言うことは無い。続いて焼き物で若鶏、砂肝、レバー。そして水炊き。
ここは博多風の、鶏をじっくり煮込んだ白濁のスープで東京の一般的な「水炊き」ではないが、しつこい脂臭さはなく意外とあっさりとしたそれでいて鶏の上品な旨味が出てる。
料理も最高だが、この3人で囲む酒卓は毎度とても楽しい。

10時。
気がつくと他の客はおらず我々だけだ。卓の上の皿も全て空だ。さあ、帰ろう。G、Pともに先に階下へ。
ここで僕はうっかり階段に背を向け仲居さんに・・。
おいしかったですよ。特に鶏皮ポン酢がとっても・・。
みなさんそう言ってくださるんですよ、また、ぜ・・・
その瞬間、仲居さんが目の前から消えた。階段が高速で眼前を過ぎる。落下。咄嗟のなかでも後ろに倒れたらおしまいだと手摺にしがみつく。手が何本にも見えた。気づくと一階に到着。エスカレーターの5倍以上の早さだ。
見上げる階段は黒く暗い、ゆうに3メートル傾斜角45度くらいだ(笑)直立姿勢の着地だ。おお!店のひとも喜んでくれている!
けたたましい音にびっくりしてGが店に入ってきた。
良くぞ頭から真っ逆さまに転落しなかったものだ。

帰り道、足が痛いなあ。
一休みしてビールでも飲んでいくか。ということでハブでコロナを飲む。ハブは地下だ。無論、階段がある。
帰宅すると買い置きの湿布を足首に貼り、寝る。だんだん痛くなってきたぞ~。



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