スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『カレーソーセージをめぐるレーナの物語』  ウーヴェ・ティム



カレーソーセージ



☆ 「カレーソーセージをめぐるレーナの物語」 河出書房新社





物語は終戦も間近い第二次大戦下のドイツ。
主人公であるレーナがひとりの軍人を匿うところから始まる。そしてそれはカレーソーセージというファストフードの誕生とそれをめぐるさまざまな人間の希望や裏切りが交錯する物語へ通じてゆく。

登場人物が場面ごとに語り手として代わる代わる登場し、視点も過去、現在と交錯するという、ともすれば読み手の混乱を招きかねない形式の小説だが映画のような場面転換によって混乱を回避し、先への興味をさらに高めるあたりは非常に巧みな構成だ。
久々に、目に見えるような物語世界に出会った充実の読後だった。
「ショコラ」や「ギルバート・グレイプ」のラッセ・ハルストレムあたりが映画化したらおもしろくなりそうな小説。




スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kiemqu

Author:kiemqu
西牧徹/黒戯画世界

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。